自治体を超えて市民同士がつながるーー市民風車「夢風」(秋田県にかほ市)建設・運営に参画した経験を活かしたい!広げたい!

2018年6月6日 19時30分 | カテゴリー: 活動報告

政策を訴える、立川・生活者ネットワークの富永文子

東京電力福島第一原子力発電所事故から7年がたちました。本来であれば、脱原発を決定するべき政治が、フェイクだらけの新規制基準や第5次エネルギー基本計画にあらわれるように、形振りかまわない「原発回帰」に舵を切ろうとしています。
今や絶対多数となった「原発はいらない」民意を無視して恥じない国の政治を面前に、その不条理に嘆息を禁じえないような昨今…ですが、であればなおさら、「原発ゼロ社会」を実現するまで、電力の最大消費地に住まう私たち市民こそが、粘り強く地域から対案を提示し、政策転換を図っていくことが重要なのだと思います。

自治体を超えて市民同士がつながるーー市民風車「夢風」(秋田県にかほ市)建設・運営に参画した経験を活かしたい!広げたい!

首都圏の消費者(生活協同組合)と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県にかほ市の市民風車「夢風」。日本海からの風を受けて電気を生みだしている

私は、地域政党「立川・生活者ネットワーク」の設立(1997年~)に関わり、初代の事務局長として活動してきました。情報公開と市民参加を掲げ、お任せにしない政治、市民とともに活動する議員を送り出す参加型市民政治を実践してきました。同時に、私の原点活動である消費者運動を続けてきましたが、この運動の中で、消費者だけが何かを選び取るのではなく、生産者や事業者と話し合いながら、よりよいものを共につくり上げていくことの大切さを学びました。食はもとより、とくに、エネルギーさえも消費者の意見を集めて、消費者が望む発電事業=脱原発社会への一歩が実現できた体験は、社会に積極的にかかわることの大切さを再確認するものでした。

〈自然エネルギーによる地域再生。これからの時代の「豊かさ」を巡る物語。〉を描いたドキュメンタリー映画「おだやかな革命」(2017年制作)にも、首都圏の消費者(生活協同組合)と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県にかほ市の市民風車「夢風」の取り組みが紹介されている

この発電事業は一般社団法人を事業主体として、私も消費者の一人として参加する生活協同組合の首都圏4単協が出資および融資をして市民風車「夢風」(秋田県にかほ市)を建設・運営するもので、自治体を超えて市民同士がつながりながら持続可能なエネルギー創出を実践したばかりか、日本の食糧基地の一つである同市の生産者との連携で、新たな「にかほブランドの特産品」を生み出すことにもなりました。

一連の経験を糧に、生活者ネットワークが40年来続けてきた脱原発の発信と、それにつながるさらなる実践を諦めないで進めていくことや、わが町・立川市に広がる屋根・屋根・・・公共施設やビルの壁面や屋上、それらが持続可能なエネルギー供給源に変身していく・・・そんな「エネルギー自立都市・立川」を描いて、課題を一つ一つ出しあいながら政策提案を続けていきたいと考えています。